SSブログ

きゃんどる-1 [散歩や道草]

kanndoru1.JPG
今月2度目の神保町。用事を済ました帰り道、先日とは1本ちがった道を通ったら、なんと!
「きゃんどる」の文字が目に飛びこんできました。
ずっとずっと前、すずらん通りの文房堂に画材を探しにいくなどしていた頃、入ったことのある、世にも不思議な喫茶店。その名が「きゃんどる」でした。自分で見つけたのでなく、誰かに教えられていったような気がします。
おぼろな記憶ですが、店の前面は木造だったのか、相当に風化した感じ。
ドアを開けると、あまり広くない真四角な部屋です。床は板でもないしリノリュームでもない。どことなくでこぼこで、地面そのままの感じ。三和土だったのかな。椅子とテーブルは小さいけれどいいデザインで、特注らしい。背の板にドイツのヒゲ文字のようなものが一つと、1947だか1948だかの、数字が彫ってありました。
そして、店を仕切っているのは、驚くほど高齢の女性が二人。
負けず劣らず高齢の男性が隅に座って、ポツリ、ポツリ、店の女性と話しています。なじみの客でしょう。
コーヒーを注文したものの、雰囲気に圧倒されたせいで、味の記憶まったくナシ。
空間の感じが好きで、その後2度か3度入りましたが、すずらん通りから横にそれたところにあり、いついっても、位置の記憶があいまい。
神保町には始終いくわけではないので、やがて探しても見つからず、ついに、まぼろしに。
しかし今、目にしているこの看板の雰囲気、とても気になる。もしかしたら…
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

再び神保町きゃんどる-2 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。