ワンダーランドへの扉 [アートな時間]
学生時代、書店はワンダーランドの入り口でした。
売り場にいるだけでわくわくしました。
何千という本の表紙がみな、ワンダーランドへの小さな扉で、「入ってごらん」と招いているようでした。
今や…
私は変わりました。扉を開いてもたいして面白く感じなかったり、いっぺん読めばもういいわと思ったり。
本のタイトルや、装丁も変わりました。
「私を読め! さもないと」と叫んでいる本、媚びを売っているような本が、目につくところに並んでいます。かつて私を魅了したような本たちは、隅っこの方に押しやられています。
ここ丸善。やさしく静謐な雰囲気。
書店の売り場にきてわくわくしたのは、何年ぶりでしょう。
2011-09-02 12:26
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