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汐留-2 [散歩や道草]

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古風な建物の正体はこれ。入り口を覗くと、温厚そうな年輩の男性が「いらっしゃい!」。なんだか嬉しそうです。入場無料でも、入ってみようというモノズキは少ないのかも。
手渡されたリーフレットにはこうありました。「この建物は、1872(明治5)年10月14日(太陽暦)に開業した日本最初の鉄道ターミナル新橋停車場の駅舎の外観を、当時と同じ位置に、できるだけ忠実に再現したものです」。
明治5年に早くも鉄道を開業した明治という時代のすごさ。同時に、この文面から、まだ太陰暦を使っていたことがわかって面白い。
もとの建物は関東大震災で焼失したそうです。再建された建物の内装は現代的で、展示室になっています。床の一部にガラスが張られ、当時の駅舎の礎石が見られます。展示物は、昔のレール、犬釘。チッキ(手荷物)の預かり証はなんと金属製です。乗客の落としていったラムネ瓶や駅弁の土瓶は出土物。明治というそう遠くない時代もすでに遺跡なんだと、奇妙に納得したのでした。
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