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きっぱりとした冬 [おしゃれ]

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「きっぱりと冬がきた」と書いたのは、高村光太郎でしたよね。
高校の国語の教科書に載っていた詩の中で、とても気になった言葉です。
冬の朝の教室は気温7℃。授業の開始時間にストーブをつけますが、温度計が10℃を示すとストーブは消されてしまう。なんで、制服は冬でもスカートなの? 
「きっぱりと冬がきた」。なんだか無理をしていっているみたい。
そう感じたのは、私が1年休学したあとの病みあがりで、充分な健康体ではなかったせいかもしれません。
今では、自宅でも、どこにいっても、室温10℃などあり得ない。
防寒具も、当時とは比較にならぬほど機能的なものが普通に手に入ります。
そう、きっぱりとした冬もいいものです。
この冬は、大好きな紺のヌバックのコートを、久しぶりで着ようかな。
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