スペインてくてく歩き-17 [旅気分]
ナスル朝宮殿へ
スペイン旅行の第一の目的がアルハンブラ宮殿でした。
写真で見て憧れていたアルハンブラ宮殿が「ナスル朝宮殿」のことだと、ここにきて知りました。
入り口は、宮殿としてはつつましいものです。個人の邸宅といった感じです。
まず、トンネルのようなところを通ります。期待を高める見事な演出。
トンネルの下、石畳にザクロ。しゃれていますねー。
グラナダはスペイン語でザクロのことだそうです。
しかし、この宮殿を建設したのは偶像禁止の戒律をもった人たちではなかったの?
写真右、最初に入った「メスアールの間」の床にもザクロのタイル。
ここは宮殿のもっとも古い部分だという(13世紀?)。石やタイルのすりへりぐあいから見ても古そう。当初のままなんだろうか。それとも床の部分はスペイン人が支配権をとりもどしてからのもの?
同じメスアールの間の床。タイルは10センチ四方くらいで、建物全体から見ればひかえめではあります。
そして、私が見たかぎりでは、宮殿の壁と天井と窓には、具象の装飾はありませんでした。
足で踏みつけるところだけは具象でも許されたのかな?
2014-12-09 13:17
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コメント(2)
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美しいタイルですね。
by アヨアン・イゴカー (2014-12-11 08:56)
絵付けがのびのびしていますね。とらわれるところがない。
稚拙とか、ヘタウマとかいう言葉があるけれど、それを意図するとくさくなる。このタイル、セコイ意図には無縁。
このあと、タイルのかけらを埋めこんだ、鍾乳石型の天井を見ました。
ガウディはグエル公園を作るとき、周囲に呼びかけていらないお皿を集め、ブチ割って装飾に用いたそうです。グエル公園の発想はガウディのオリジナルじゃなかったんですね。
by tree2 (2014-12-11 11:49)