SSブログ

再びフランス・ロマネスクの旅-6 [旅気分]

siruva-1.JPGsiruva-2.JPG
ル・トロネ修道院
12世紀に建てられた「シトー派三姉妹」と呼ばれる修道院。
去年は、ロマネスクの壁画や柱頭のレリーフにのぼせていた私ですが、
今年は同じロマネスクでも、なんの飾りもない、石そのものの建築が見たくてたまらない。
ここが目的地の一つ、ル・トロネ修道院です。
エクサンプロヴァンスから車で70キロ、静かな山を縫うように走って、到着。
ほの暗い聖堂。よいです、よいです。
シトー派は、極端に質素を重んじ、粗衣粗食、激しい労働、寝床は板、あるいは石の床に藁を敷いただけ。
冬はめちゃくちゃ寒かったでしょうねー[もうやだ~(悲しい顔)]
だからほとんどの修道士が若死したということです。
厳しい生活の中でも気候のよい季節はめぐってきます。そんなひととき、この聖堂で神に祈りをささげるのは、心きよめられる、素晴らしい体験だったのではないでしょうか。
私一人の旅ならば、聖堂に座りこんでぼーっとした時間を過ごしたいところですが、
ヒコが「怖い」というので、回廊に出ました。

siruva-3.JPGsiruva-4.JPG
回廊の、内と外です。

siruva-5.JPG
ヒコは来る途中、車酔いに苦しみました。でも、きれいな空気の中で元気回復。
記念写真を撮ってあげました。
私は一喝。
「こんな場所で、Vサインなんか出してふざけるんじゃない!」
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 2

アヨアン・イゴカー

>修道士が若死した
なるほどと納得できます。
身体が冷えると、抵抗力が激減するように感じます。

by アヨアン・イゴカー (2018-01-03 22:03) 

tree2

食事はゆでた野菜と黒パン、1日1~2食。寝るときは着のみ着のままだったそうです。
現在、函館にシトー派の女子修道院がありますが、近年まで暖房がなかったそうです。それくらいだから、ロマネスク時代のシトー派修道院に暖房はなかったのでは。多くの人が28歳くらいで亡くなったとか。
by tree2 (2018-01-04 00:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。