再びのイタリア-18 [旅気分]
フィレンツェ ピッティ宮殿 パラティーナ美術館そのほか
ピッティ宮殿は広大で、なかにはいくつも美術館があります。
パラティーナ美術館は、16~17世紀の絵画が……ありすぎ。どれも同じに見えてしまいます。
ラファエロの聖母子像を発見しただけで、もう、アタマがおなかいっぱい。
ピッテイ宮殿は三階建ですが、見学で入れるのは二階まで?(自分がどこにいるのか判然としませんが)。
どの部屋もだだっ広くて装飾だらけ。冬は寒いだろうなぁ。二階は迎賓館で、生活空間は三階だったのかな?
メディチ家の人たちの日常に興味があったのですが、なんにも見出せませんでした。
この横顔の女性、 メディチ家礼拝堂にもいたはず。ツンととんがった鼻が特徴的な美人です。
写真右は香水塔? 東京の庭園美術館にもありますね。
メディチ家の象牙のコレクションも展示されていました。
シャベルみたいな形のスプーン。左側にあるのはスプーンの柄かもしれない。
銀器博物館もあったので覗いてみました。メディチ家の食卓の様子を知りたかったのですが、銀の果物皿などはあっても、ナイフやフォークのセットがない。なんで?
そうでした。現在われわれの目に親しいヨーロッパの食卓風景は、産業革命以後の工業生産がもたらしたもの。
メディチ家が栄えたのは、そのずっと前。
あの、メディチ家の人々の肖像画。贅沢きわまりない、見事な服装をした人たちのテーブルマナーって?
想像を絶します。