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ちょっとディープなフランス-3 [旅気分]

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ツゥ―ルーズ  サン・セルナン聖堂  
ツゥルーズにもロマネスクの聖堂はあります。私の旅の「是が非でも見たいリスト」には入っていませんでしたが。
しかしこの日、第一の目的地に移動する列車は11時16分。駅の真ん前のホテルから、サン・セルナン聖堂は遠くないらしい。いってみよう。
ツゥールーズは「薔薇色の街」といわれます。旧市街のおもな建物が赤っぽい煉瓦でできているからだそうです。
サン・セルナン聖堂。朝の光を受けて、ほんのり薔薇色でした。

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聖堂のなかは暗く、柱の列が続いて、天井がめちゃくちゃ高い廊下のようです。
自由に入っていいんだけど、人はほとんどいない。寂しすぎる。
上の方は光が入ってほんのり明るく、その辺からグレゴリオ聖歌が聞こえてきました。
そうでした、ロマネスクの聖堂のなかで歌われた讃美歌はグレゴリオ聖歌だったはず。
音は建物のなかで幾重にも重なりボケボケですが、この場にふさわしい音楽ではあります。
持参した参考書によれば、壁画や浮彫もあるというのですが、長い側廊を二周しても見つけられませんでした。目についたのは床のモザイク。柱に埋め込まれた足?

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扉が二つある戸棚のようなもの。このなかにはいって、神父さまに告白をするのでしょう。
あちこちの聖堂で見かけますが、現在も機能することってあるのかな?

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聖堂の横にある小さな扉口を飾るタンパン。サン・セルナン聖堂の白眉といわれる浮彫です。
扉のわきに、痩せた、目の鋭い老人が、空き缶を置いて座っています。
タンパンを近くで見たいんだけど…
聖堂の隣に、ロマネスク美術の宝庫といわれる美術館があるのですが、開館が10時。残念。

ちょっとディープなフランス-2 [旅気分]

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ツゥールーズへ
10月17日、成田を発ったときは小雨でした。
「高所随喜症」といわれている私、なんたって席は窓側。地球の表面の姿、何度見ても見飽きません。
日本海に出たときは雲が切れましたが、大陸にさしかかるや、ふたたび一面の雲。残念。
16時すぎ、シャルル・ドゴール空港に近づいたとき、ようやく雲間から地表が見えました。

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国内線に乗り換えて、今夜のうちにツゥールーズに入るのです。
飛び立ったとき、空はモネの絵を思わせる夕焼けに…嬉しいな。
ツゥールーズの空港には迎えのタクシーが待機していました。ホテルに着いたのは21時頃です。

ちょっとディープなフランス-1 [旅気分]

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出発…あなたたちのおかげだったのね
この奇妙なブローチに出会ったのは十数年前。ヨーロッパのアンティークの小さな展示会でした。
とても惹かれたのですが、
私はスプーンのコレクターなんだからブローチは買わない。と、まわれ右。
ところが、気になって、気になって。頑張って買えば買える値段だからあきらめがつかない。
そのことをヨーガ教室の仲良し話しました。すると、
「私たちの年齢になると、ちょっといいわねと思うものはたくさんある、
でも、のどから手が出るってことある?」
「ない」
「なら、買いなさい」

フランスの田舎に点在するロマネスク教会を見たい。目的地を4ヶ所に絞り込んでみれば、
コンク、ショヴィニー、ノアン・ヴィック、オータン。
ショヴィニーとノアン・ヴィックはまあまあ近いですが、ほか二つは離れています。
しかし、「なら、買いなさい」という声が。声の主はすでに故人なのに。
よくしたもので、適切な旅行会社のサイトを見つけてくれる人あり、
その旅行会社がいい計画を立ててくれたりで、私は実行に踏み切れたのでした。

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