梅干し日和 [ひとこと]
去年も今年も夏中梅が干せませんでした。それほど雨の日が多かったのです。
9月も半ばを過ぎて、待望の晴れ。どうやら3日は続きそうです。
近年、市販の梅干しは人工的な味がついていて私の好みじゃないので、自分で作ることにしました。
ジャム作りには年季が入っていますが、梅干しをはじめたのは2014年だったと思う。
梅干しが一番おいしいのは3年ものだそうですが、2014年のは消費しちゃったので、
今食べているのは2015年製。でもいい味だと思う
減塩なんかしてませんが、本格的に作ったものはやはり違うと、自画自賛。
梅を干すネットは、以前、セーターを手洗いして干すのにいいとすすめられて買い、セーターには一度も使わなかったもの。70センチの正方形で、4キロの梅を干すのにちょうどいいサイズ。
竹のざるよりもずっと風通しがいいもんね。
我が住まいは、ひところの集合住宅によくあったウナギの寝床式で、南と北に開口部があります。両方を開けると、ベランダに出した梅にも風が届きます。今日の風は強すぎず、乾いていて、最高。
夜はネットごと家の中に取り込みます。
家のどこにいても、ウメとシソのいい香り。今夜はこの香りといっしょに寝みます。
インドの布展 [アートな時間]
松涛美術館に、インドの布を見にいきました。
私は布でコラージュの作品を作っているので、インドの染物を少しばかりためこんでいます。
木版の捺染が、おおらかで好き。ちょっとずれていたり、にじんでいたり。
でも、私が持っている布は、催し物などで見かける、安いスカーフがほとんど。
本格的な印度更紗って、どんなかしら?
会場は写真撮影可。
この布はターバンだそうです。幅15㎝くらいのごくごく薄い布で、天井からカーテンのように吊り下げられていましたが、まだまだ長く、端の方は床に近い高さの台の上に巻いたまま置かれていました。
やわらかな色合い、細かな模様、金箔で模様をつけたものもあります。
わーほしい、この布でコラージュ作りたい! 端っこ10㎝でいいから、ちょん切りたい
松涛美術館は円筒型の建物で、中庭は池。噴水と、水のなかにある照明がしゃれています。
建物自体、じつにアートです。
左は二階の廊下。夕陽の光が床に射しこんでいました。
右は廊下の窓から、中庭をはさんで見た向こう側。
夕ぐれのとき-10 [散歩や道草]
Mr.Family Club 有馬純彦さん [PENTAX]
7月25日に鹿児島にいったのは、有馬純彦さんを取材するためでした。
有馬さんの風景写真は「白い水の姿」といいたいほど、霧、雲海、滝が多いです。
そういう水を見ていると、自然と一体化した気持ちになるからだとか。
撮影に出かけると、ときに1週間から10日も、車に寝泊まりして、月に4万キロも走る。
「九州のなかは線でな、く面で知っています」というほど。
写真をはじめたのが21年前。
胃の手術を受けて入院中、「山にいくのだ」と決意。装備を整えカメラ用意し、
退院したその日に、車で久住山に出かけちゃった。翌朝には山頂へ。
穏やかな風貌に似ず、ムチャクチャな方です。
「あとで院長先生に、こっぴどく叱られましたけどね」
ウェブや個展で精力的に作品を発表。
そして、「ペンタックスが好きなので、ずいぶん集めました」
ポートレートはペンタックスのコレクションと一緒に撮らせてもらいました。