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北へ [旅気分]

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2月3日、Mr.FamIlyCiubの深澤勝さんの取材で、大宮から東北新幹線「こまち」で角館に向かいました。
沿線の天候はほぼ晴れ。仙台に近づくとうっすら雪のある風景が見られ、遠景に雪をかぶった山が。
ふと、「お山が見える」という言葉を思い出し、その瞬間、我知らず涙が。
「ゲド戦記外伝」で読んだ言葉です。この本は今私の手元にないので記憶を確かめようがないのですが、
次のような物語だったと思います。
さらわれた少女が、銅の精錬所で働かされているところを助け出され、故郷の村に向かう途中にいうのです。
少女はひどく弱っていて、故郷にたどりつくことはできないとわかっているのでしょう。
遠くに見える山は、少女の帰っていく場所、やさしく迎えられる場所を象徴しているのです。
気づいてみれば、雪をかぶった山の姿は、私にとっては、八甲田山なのでした。
ふるさと青森市には、もう、従姉も親友も、懐かしい人は誰もいません。
懐かしいのは北国の風景、その中心に鎮座している八甲田山の雄姿なのです。

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仙台をすぎてしばらくすると天候は曇りに転じ、やがて吹雪に。
盛岡から秋田方面に向かうと雪が深くなりました
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Mr.Family Ciub 深澤 勝さん [PENTAX]

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2月3日。今回のMr.Family Club は、秋田県美郷町在住の風景写真家、深澤勝さん。
Mr.Family Club170人のうち、秋田県の方ははじめてです。
深澤さんが撮るt対象は、美郷町周辺の暮らしのある風景。
色づいた稲穂の上にかかる半円の虹、美郷町のラベンダー畑、角館の桜、人影のある田園風景。
「自宅から半径6キロの範囲で撮ることが多いです」
深澤さんは写真館を経営されており、
農家のあとを継ぐべき長男が、好きな写真の道に進んだことの苦労話をたっぷりとうかがいました。
田園のまっただなかに、瀟洒な白い大きな建物。そこが深澤さんの写真スタジオです。
深澤さんのポートレートを撮らせてくださいとお願いしたら、
あっという間にスタジオのセッティングができ、「はいどうぞ」

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帰りはもう日没後。
スタジオの出口に、小さなかまくらが設けられており、私のために灯りをともしてくださいました。
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再びフランス・ロマネスクの旅-11 [旅気分]

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アヴィニヨンの教皇庁
10月18日の、シトー派三姉妹めぐりは強行軍でした。
あとになってみれば、ル・トロネを飽きるまで見て、あとの二つは省略してもよかった…と思うのですが、
それは三つを見たからいえることです。
それにしても、ルトロネの近くに1泊したかったなあ。
とんでもなく不非自由かもしれないけど、それが好なんだよねー。
などと思いながら、その日のうちにアヴィニヨンのホテルに入りました。
19日、アヴィニヨンは、オランジュにいくための中継地点なので、観光は午前中だけ。
私がアヴィニヨンについて知っているのは、「アヴィニヨンの橋の上で」という歌だけなんですが、
教皇庁と橋と、どっちにいくか?
教皇庁にしました。

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旅行案内書によれば、ヨーロッパ最大のゴシック宮殿。
大きいだけあって、いっぺんに造られたのでないことは、見ただけで感じます。
建て増しに次ぐ建て増しだったのね。複雑で広い。
中にあった聖像などはすべてフランス革命のときに破壊されたそうで、威圧感のある、大きい部屋がただただあちこちにあるだけ。
教皇庁というからには、ゴシック時代というからには、よくいえばきらびやかな装飾でみちあふれていたのでしょうし、それがあったら時間をもてあますこともなかったと思うのですが、なんだかなあ。
写真を撮る気もおきません。

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ヒコはむくれていました。私も同じ気分だけど…
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