再びフランス・ロマネスクの旅-15 [旅気分]
シャペーズのサン・マルタン聖堂
ブルゴーニュの村々には、ロマネスクの小さな聖堂があるそうです。
トゥルニュのホテルから、予約しておいたタクシーでまわることにしました。
ドライバーに、いきたい場所の地名を書いたメモを渡したのですが、??? 最初にきたところ、ここ、ブランシオンじゃないよね?
シャぺーズのサン・マルタン聖堂です。ファサードの石壁、トゥルニュのサン・フィリベール聖堂と同じようなアーチ型の装飾があります。
写真右は横から見たところ。塔の形は北イタリア風なんだとか。
中の造りは、質実剛健。レリーフも壁画も見られません。がっしりとした石だけの造形がいい感じです。
タクシーは、こんな景色の中を延々と走ります。
もう午後も遅く、しかも天候は薄曇り。残念、風景にはいい光線がほしい。
田園の中を何キロも走って、あちらにぽつり、こちらにぽつりと建物があります。複数の建物を石の塀で囲ったお屋敷のようです。住む人がいるのかどうかわからないところもありましたが、いつかは誰かが住んでいたわけで、私の感想は、日々の食料はどうなっていたんだろう、ということです。