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この夏の記憶-7 [花たち]

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草じゃない。若い…いや幼い樹だと思う。
いつまでの命だろう、伐られずにはすまないだろう。
思いがけず、こんなところに芽を出してしまった種よ。

この夏の記憶-3 [花たち]

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暑い暑い真っ昼間。酔芙蓉はもうできあがっていました。
朝酒したんだな~。

下町のイングリッシュガーデン [花たち]

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イングリッシュガーデンに迷いこんだような気持ちになりますが、れっきとした舗装道路のわきの、たいして広くもない空き地です。垣根はなく、道路に向かってむきだしです。いったい何種類の植物が密集しているのでしょう。
何年かかってこの状態に仕上げたのでしょう。
場所は昨日の投稿に引き続き、北区中里。このあたり、昔風の開放的な木造家屋はすでにありませんが、家の外に植木鉢を並べ、ちょっとでも地べたがあれば花を植えるという気風は残っているようです。
中里の植物は生命力旺盛。あちこちで、何年も置きっぱなしのように思われる植木鉢からあふれ出て、わずかでも土があれば捨てられた鉢からでも芽を出して、ざわざわとうごめきそうな勢いです。

ミニ版「勿忘草」 [花たち]

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この花と出会ったのは幼稚園に通いはじめたときです。季節は春。
道端の草むらに咲いていました。
草丈は大きくないし、花はとても小さいですが、
子供の身長ですから目に入りやすかったのでしょう。
名前は、長いこと知りませんでした。
今は、インターネットという便利なものがあります。
ワスレナグサによく似ているので、「ワスレナグサ」「仲間」で検索したらすぐにわかりました。
「キュウリグサ」というそうです。理由は、葉っぱをもむとキュウリのにおいがするから。それは知らなかったなぁ。
命名者は、この花の愛らしさをなんとも思わなかったのかな?
せめて、「ヒメワスレナグサ」と名づけてほしかった。

菫・すみれ・スミレ [花たち]

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「一番好きな花がスミレだと告白するのはなんだか恥ずかしい」と、親友にいったら、
「私、恥ずかしながら桜なの」
ちょっと、安心しました。

同じスミレの仲間でも、派手で花が平たく咲くパンジーはなんとも思いません。私が好きなのは、昔から道端で咲いていたような、小型で花の形が立体的tなビオラの系統です。
これが、やさしげな姿に似合わず気むずかしいことを知りました。
空き地から掘ってきても、3年もすれば消えてしまいます。
お気に入りの環境でなければいなくなる。かと思えばコンクリートの割れ目から毎年花を咲かせている。
鉢植えで売られているビオラは、外来種が多いらしい。これは丈夫です。
いまや、わがベランダで毎年咲くのは全部外来種のようです。
白いのは、いつのまにか居ついてくれました。友達がネジバナをくれたとき、まざってきたのかもしれない。
紫のは、捨てられていた鉢植えを拾ってきました。
白に紫の筋があるのは、うちのあたりでは雑草化しています。

この春、紫のスミレについていた毛虫を2匹も退治しました。
黒い剛毛とオレンジ色のシマがある、見るからに憎たらしいヤツ。ツマグロヒョウモンです。
大事なニオイスミレを丸坊主にされたことがあるので、見つけたら絶対許しません。

雨に咲く-2 [花たち]

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かさなったはなびらが雨に濡れて重たそう。
ふと、「椿姫」の好きな椿はどんな種類の椿だったかしらと思いました。
終幕では病気で、たぶんやせ細って死ぬけれど、
「乾杯の歌」を歌っていた頃は、豊満で濃艶な美人ではなかったかしら。
この椿のように。

雨に咲く-1 [花たち]

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4月23日。冬のような寒さと冷たい雨の中、それでも花は旺盛に咲いています。
この花を見たのは人生で二度目。二度とも庭木。大きな花ではないけれど、遠目には派手です。
はじめて見たとき、花にくわしい友達に「こんな花を見た」といったら、「それはセンダンです!」ときっぱり。
でも今回、ネットで調べたらセンダンではありませんでした。
当時、まだデジコンが普及していなくて、私はカメラをもちあるく習慣がありませんでした。
写真を見せたら正確に伝えられたのに…
結局、花の名前はわからずじまい。

たぶん小松菜 [花たち]

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去年の秋からほったらかしだったプランターに、丸い葉っぱが見えてきました。雑草のタネが飛んできたのでしょうと思っていたら、穂が出て蕾をもち…
咲いたらば、あら、菜の花の仲間ですね。
そういえば去年の春、小松菜のタネをもらったのです。植えて、育って、虫がつかないうちにと小ぶりながら収穫すること2回。
ところが真夏、3度目に植えたのは発芽しませんでした。きっと暑すぎるのです。我が家のベランダは南西向き。陽あたりがいいだけに、熱帯サバンナ並の気温になるはず。それっきり小松菜のことは忘れていました。
冬になって、眠っていた小松菜のタネが目を覚ましたのでしょう。
撮影しようと近づくと、いい香り。レンゲの蜂蜜そっくりの、濃厚な甘い香りです。

春がきた-13 [花たち]

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昨日投稿のピンクの椿と並んで、ふくよかな白い椿も咲いていました。
ピンクと白の椿、アヤメの仲間、クリスマスローズ、蕾がカワイイ名前を知らない花は、3月16日の撮影。
ほかは3月15日の撮影です。ちょっと散歩しただけでたくさんの花に出会えました。

タグ: 椿

春がきた-12 [花たち]

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二十数年前、ここには山桜の巨樹がありました。著名な政治家のお屋敷だそうでした。道路から見たかぎりではこの樹のほかに目立つものはありませんが、中には素敵な洋館があるのだとか。
ある日、気がつけばその場所は更地になり、大好きな山桜も姿を消してしまっていました。
そして豪華マンションが建ちました。敷地にゆとりがあるのか、建物は道路からかなり引っこんでいます。
くやしいなあ。あの樹を伐る必要なんか全くなかったじゃない。あの樹を残せば、豪華マンションの見栄えだっていっそうよくなったんだよ…と、誰にともなくぼやきたくなるのです。
ピンクの椿は愛らしいけれど、素晴らしかった山桜の代わりにはなれない。
タグ:山桜 椿

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