SSブログ

てくてく歩きのイタリア-17 [旅気分]

uf-jera-to_2.jpg
念願のウフイッツイ美術館に、ついにきました。
ボッティチェリの「春」も「ヴィーナスの誕生」もゆっくり見られました。レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」も。
さてさて、このまま外に出るのは寂しい。ここのカフェでおやつにしよう。
メニューの写真を見て「これ」と注文したら…
えっ、こんなに大きいの! 全部アイスクリームでしょ、食べきれないよー。
こわごわスプーンですくってみると、上の白い部分はホイップクリームだったので、ほっとしました。
下には二色のジェラート。代金は10ユーロです。
二色のジェラートにホイップクリームを乗せるのが一般的な盛りつけだとは、あとになって知りました。
ジェラートを街で食べると2.5ユーロだということも。
********************************
ウフイッツイ美術館にいきたい。そう思って幾星霜。イタリア旅行の第一の目的です。
学生時代、当時の粗末な図版ながら、ボッティチェリの「春」に強く惹かれました。
とりわけそのなかの三美神。左右の美神が頭上で組みあわせた手の形、なんてきれい。
模写してみよう。
じつは、模写には多少の自信をもっていました。中学生のとき、少女雑誌の口絵を真似して描いてみて、それは蕗谷虹児描くところの西洋のお姫様でしたが、自分ではかなり成功したと思えました。友達にほしいといわれ、あげて、いい気持になったものです。
ところが、ボッティチェリの絵のほんの一部分、組みあわされた二つの手を描いてみたのですが、全然形がとれない。なっちゃない。半日かけて、みじめな結果に終わりました。なんで?
おかげで、ボッティチェリの名と作品は、私のアタマにしっかりと刻みこまれたのでした。
ついにきました、ウフイッツイ美術館。
写真ではわからない、ヴィーナスの膚のふくよかさ。「受胎告知」のマリアは、幼さが残る顔に、聖人のような凛とした表情です。
実物に接することでしか得られない、豊かな思い。
uf-terasu_2.jpg
屋上のカフェ。まっ白い鳩がいました。ここがウフイッツイ美術館だと思うと、なんとなくありがたい感じがします。
uf-suzume_2.jpg
雀は全く人をおそれません。
nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 4

グリンクリン

ウフイッツイ美術館そして、中学生の頃からあこがれていらした
ボッテイチェリの絵との対面、ゆっくりみられて良かったですね~
屋上のカフェ いい感じです。
by グリンクリン (2013-11-23 12:11) 

tree2

屋上のカフェ、全体的にセンスよかったです。アルノ川とヴェッキオ橋が見渡せる席もあります。でも この日は土曜日、週末は地元の人も美術館によくくるそうで、混んでいました。私が座れたのは端っこの方。ジェラートの器も素敵でした。
by tree2 (2013-11-23 20:47) 

さゆり

出た!アイスクリーム!全部食べられましたか?10ユーロは高いですね。でも、美術館のレストランだから仕方ないですね。
幸せな一日でしたね。アイスクリームじゃなくて美術館のお話し。
by さゆり (2013-11-24 02:41) 

tree2

街ではジェラートを食べなかったけれど、ここのはその倍くらいのボリュームがあったようです。そうはいってもボリュームの半分はホイップクリームで、カスミを食べているようなもの。完食いたしました。
美術館、もういっぺんいきたい!!! それと、ヴェッキオ橋の上の廊下にも入ってみたかった。パラティーナ美術館にはいく時間がなかったし、翌日見たメディチ家礼拝堂やサンマルコ美術館にはまた入り浸りたい。
フィレンツェは徒歩で行動できるから、私向き。
ただ今、重症のフィレンツェ熱にかかっています。
by tree2 (2013-11-24 12:49) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。