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てくてく歩きのイタリア-20 [旅気分]

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サン・マルコ美術館。
フラ・アンジェリコのフレスコ画、「受胎告知」があるというので、訪ねたいと思っていた美術館です。
これが地味な建物。前の日も、その前の日も、そばを通っていたのに気がつきませんでした。
さて、入館するとすぐに階段。上りきったら、いきなり「受胎告知」と対面しちゃいました。
びっくりしたー。
ここはもと修道院で、「受胎告知」は、修道士の寄宿舎の、廊下の壁に描かれたものだったのです。
もう一つの嬉しい驚きは、ここが、フラ・アンジェリコとその弟子たちによるフレスコ画の宝庫だということ。
長い廊下に沿って小さな部屋が連なり、部屋ごとに、聖書の一場面であろう情景が描かれています。
磔刑の図も多いですが、やや様式化された表現とフレスコ画特有の柔らかな色彩とで、むごたらしい印象よりも、心を鎮めるようななにかを感じます。
入館者は非常に少なく、とても静か。観光客でごった返すドゥオーモやヴェッキオ橋が遠くないというのに。
俳句の国からきた観光客(私)には、ここの簡素さと慎ましさが心地よいです。
遠慮しつつ、とある小部屋でシャッターを1回だけ。
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サン・マルコ美術館の中庭。なんということなく親しみをおぼえます。広すぎず大きすぎないせいでしょうか。
bantinohuda.jpg
番地のプレート? 
焼き物でできています。しゃれてる。ここにくる前、メディチ家礼拝堂を探していたときに見かけました。
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メディチ家礼拝堂も、外観は地味です。
しかしその中は…この上なく豪華、でも絢爛じゃない。贅沢をつくしていながら抑制がきいています。
ミケランジェロの彫刻「昼」と「夜」があるのも、ここ。
メディチ家って、ほんとにすごい。
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さんちょ@mixi

四日目ですか。まだまだ続きそうですね。楽しみにしております。
by さんちょ@mixi (2013-11-29 21:36) 

tree2

さんちょさま
ご訪問ありがとうございます。
書きたいことがいっぱいあるのと、本やネットで確認することも多いので、
いつものように寝る前のちょっとの時間で投稿することができず、あー、今日もできなかった…ということに。
フィレンツェよかったです。お医者様でも草津の湯でも治らない、重症のフィレンツェ熱にかかっています。
by tree2 (2013-11-30 12:25) 

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