てくてく歩きのイタリア－３１

システィーナ礼拝堂から、サン・ピエトロ大聖堂に出ます。
結婚式を挙げたばかりのカップルでしょう。大聖堂の祭壇を撮っては、仲良く眺めています。
絵になる二人です。
ここで結婚式ができるのでしょうか。それとも、よそで結婚式をして、その足で大聖堂にきたのでしょうか。
周囲に、親族や友人らしい人はいません。

いやはや大きいです。ヴェネツィアのサン・マルコ教会が充分すぎるほどの巨大建築と、私には感じられました。フィレンツェではその倍もありそうなドゥオーモに肝をつぶし、ここにいたってはつぶす肝もありません。
見てきたいくつかの教会では、広いとはいえ、自分が空間のどの辺にいるかわかりました。
サン・マルコ大聖堂は迷路のようです。
あとで平面図を見て納得。この「ギガでかい」空間を構成するために、壁のように太い柱が並んで、視界をさえぎっているのです。

あまりにも有名な「ピエタのマリア」は、大聖堂の片隅にありました。
撮影自由。でもかなり高いところにあって近づけないし、ガラス越し。これでは「見た」ことになりません。
帰ってから知人に話したら、「立派なレプリカが近くにあるよ、東京カテドラル」
知りませんでしたわー。

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