てくてく歩きのイタリア－３３

オペラ座です。開演は８時。写真は夕方６時頃の光線で撮りました。
ローマで泊まるホテルがオペラ座に近いことは、出発前に地図を見てわかっていましたが、
いってみると、なんと２００ｍ。駅近くのかなり繁華な場所。夜中でも安心して帰れそう。
ラッキー
オペラが好きだし、ヨーロッパのオペラ劇場のなかを一度は見てみたいと思っていたのです。
「トゥランドット」のポスターが出ていました。
これもラッキー。いちど観たことがありますから、なじみやすいです。
切符は前の日に買いました。お買い物案内ツアーのガイドさんが一緒にきてくれて助かりました。
私は平戸間のまんなか辺を希望。希望通りの席がありました。
席はステージに近いほど高いそうです。私の席は１５０ユーロ。新国立劇場のＳ席と同じくらいの値段です。

そわそわして、開演のだいぶ前に入ってしまいました。
桟敷席の眺めにうっとり。
プログラムを見てみればなんと初日。そして、私にとってはローマ滞在最後の日。
オペラ常打ちの劇場といっても、日本の歌舞伎座のように毎日あるわけではないようです。「トゥランドット」は１０月２３日から３１日まで。帰国が１日早かったら、オペラは観られなかったのです。またまたラッキー。
開演近くなったら、なんと満席です。平戸間のまんなか辺の席が、前の日、どうして空いていたのでしょう。
もう、ラッキーだらけ。

ロビーには舞台衣装が展示してあります。マスカーニの「Ｉｒｉｓ」というオペラの衣装です。どうやら、日本に題材をとったオペラのようです。
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幕間、隣の席にいた小母様が「＠＠＠？＠＠＠＠＠　＠＠＠＠？」
英語が全然ダメらしい。こちらはイタリア語がまったくダメ。
とにかくなにかいわなければ。「ワタシ、トウキョウカラキタ」
東京はわかったでしょう。にこにこして、のどあめをくれたので、ノートの紙で鶴を折ってあげました。
互いに身振り手振りでなんとか会話（？）。
終演は１１時。
立ちあがった小母様、にこやかに「＠＠＠＠＠。ボンジョルノ　ローマ」とおっしゃいました。
「グラツィエ」
もう夜中です。挨拶は「ボナセラ」の時間でしょ？　ということは、ボンジョルノにはようこそという意味があるのでしょう。「ローマにようこそ」っていってくれたんだ。
旅先で「ようこそ」といってもらうのがこんなに嬉しいとは。
イタリア滞在最後の夜に、念願のオペラ座でオペラを楽しんで、そのうえ、素晴らしい贈り物をもらいました。
私も機会があたら、いってみよう。「ウェルカム　ツゥ　トウキョウ！」と。

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