SSブログ

甘夏ジャム [ジャムは食卓の宝石]

amamatunojyamu.JPGamanatu-kawa.JPG
amanatu-jyamu.JPG
柑橘類のジャムだけ、どうしてマーマレードと呼ばれるのかな。私は「ジャム」で統一しようと思います。
甘夏ジャムは、私にとってジャム作りの原点です。
学生時代、友達に誘われて通った料理教室。あるとき、リンゴのケーキを習いました。
講師はローザ・ケテルさん。中年の美しい女性でした。銀座にケテルというドイツ料理のレストランがあり、経営者ケテル氏のお嬢さん、と紹介されました。
ケーキを焼いたあと、ジャムは時間がかかるから教室ではできないけれど、といって、作り方を書いた紙をもらいました。それを見て、家で作ってみたのがはじまりです。当時は甘夏でなく、夏蜜柑だったかもしれません。

[かわいい]甘夏ジャムの作り方[かわいい]
計算式(甘夏1000g+グラニュー糖800g)×0.9=ジャム1620g
①甘夏の皮に熱湯をかけて汚れを浮かし、こすり洗う。 皮をむいて千切りにする。
 中身はざっとワタをとり、袋のタネのある側を切り捨て、タネを出す。袋ごときざむ。
 上の写真左の鋏は、この作業のための専用の道具です。刃の部分の微妙な反りにご注目。
 皮の重さ1に対し、中身の重さがほぼ2倍程度で、おいしいジャムができます。
 この皮と中身の重さの合計が、計算式の甘夏の重さです。
②皮を水の中でよくもんで、水を捨てる。この作業を2度してから、一晩水にさらします。
 (中身は冷蔵庫で保存)
③皮を一度茹でこぼします。水を変えて沸騰させたら、保温式の鍋で数時間保温。
 これに中身を加え、もう一度沸騰させて保温。
④ジャム用の鍋に移し、分量の砂糖を加えて煮詰めます。
 計算式通りか、好みで×0.8くらいまで煮詰めて、できあがり。
 洋酒を加えるなら、グランマニエがいいでしょう。
[るんるん][るんるん][るんるん]
一番手のかかるジャムかもしれません。でも私には、一番飽きがこない味です。
最初の段階で皮をもみ洗いするのは、苦みを抜くためです。
苦いといえば、甘夏のジャムには苦い思い出もあります。
ある女性に「作り方を教えて」といわれ、そのときはレシピを公開していなかったので、丁寧にメールを書きました。「砂糖の分量が多いと思うかもしれませんが、これは、私の経験で割りだした、おいしいと思う割合です。最初はこの割合で作ってみて、次からお好みで調整してください」と、書き添えて。
返事のメール「ありがとうございました。私は砂糖の分量を減らして作ってみますね」
ガーン! それをいうなら、教えてというなっ[ちっ(怒った顔)]
作った結果の報告はきませんでした。
nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 2

深山和恵

こんばんは(^^)
おいしそうです!!!
私でも作れるでしょうか…
トライしてみます(^^)

by 深山和恵 (2015-07-21 22:28) 

tree2

深山和恵さま
ピラティスの教室ではたいそうお世話になりました。背中を反らしやすくなったと感じています。これからはヨーガのときも、その点を意識しながらできそうに思います。
ジャムは、南高梅、杏、プラムが作りやすいと思います。作り方は、まだ投稿していない果物についても、今年から来年にかけて順次投稿する予定です。作るのに面倒なことはないんです。短気な方にはおすすめできませんけれど(笑)。
by tree2 (2015-07-22 12:41) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

中世のパン杏ジャム ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。