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私の読書傾向-2 [アートな時間]

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ただ今読んでいる本は、アーシュラ・K・ル・グィンの「闇の左手」です。
シリアスな内容ですが、舞台が地球ではないのでSFとされています。
かつてこの本を私に読ませたのは、私のSFの師匠、異能の写真家である異空間亭写落(いくうかんていしゃれ)氏。
そのときは貸してもらって一度読んで、難しくて重い話だなぁという印象。
内容はあらかた忘れましたが、あとあとまで、妙に気になる本なのです。
気になっていたから、同じ著者の「ゲド戦記」を読みました。全5冊。子供向きの小説とはいえ、重い内容です。
とうとう、「闇の左手」を買いました。
たかが文庫本1冊。これがなかなか進みません。
「ゲド戦記」と「闇の左手」に通底する思想があります。
能力のある者が、その能力をもって社会のためにつくす。それは苦難を選ぶことであるけれど、黙々と自分の役割に邁進する。と、まぁ、こんなところかな。
主人公の歩む道はいつでもつらいのです。
読んでる私がつらくなって、ときどき休みたくなるくらい。なので、まだ途中です。
一緒に写っている「キリンヤガ」も師匠の推薦です。これはもう読みました。
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くーぷらん

「ゲド戦記」は、大学時代の愛読書でした。
今でもときどき読んでいます。
by くーぷらん (2012-05-12 08:42) 

tree2

「ゲド戦記」は、ゲドが能力を失い、手に職のない四十男になってしまった第四巻が書かれたことで、いっそう意味が深まったと思います。
甥が、「外伝」まで含めて5冊とももっていったので、またポツポツと買っています。
甥の娘ミクラは、2歳にもならない頃から「ゲド戦記」の挿絵が好きで、よく見ているそうです。頼もしい読者になるものと期待しています。



by tree2 (2012-05-12 11:55) 

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