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瓜の馬 [ひとこと]

120816.JPG
無農薬野菜を取り寄せている方からいただきました。
「ごめんなさいね、レタスが半分で」
一つだけのレタスを半分に分けてくださったのです。感謝!
モロッコインゲンとキウリも。
キウリの形を見たら、お盆の仏前に供える牛と馬を思いだしました。
キウリとナスに割り箸を突きさし、動物の形にする。ナスが牛で、キウリが馬。
ご先祖さまの霊の、乗り物だそうです。
私が子供の頃は、うちでも、近所でもそうしていました。遙か昔の話。
知人の俳句に、こんなのがありました。好きな句です。
    四五人はお乗りたもうや瓜の馬
今どき、スーパーで売っているナスやキウリでは、牛にも馬にも見立てようがないですね。

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コメント 4

SILENT

瓜の馬は、季語なんでしょうね。
いい句ですね。
by SILENT (2012-08-16 19:34) 

tree2

私が愛用していた角川書店の歳時記では、
瓜が夏の季語です。
しかし、お盆関連の言葉は秋の部に入っています。
旧暦では、お盆の頃はもう秋の気配がしていたのでしょうね。
瓜の馬は、お盆関連の言葉と考えると秋の句ですが、さて…?
作者は、小林次朗さんという方で、私が出品していた版画の公募団体の先輩。俳号は知りません。自己流の俳句だったのかも。
芸大の卒業生だそうで、谷中の「オーギョーチー」という不思議な食べ物を教わりました。小林さんは故人になられました。
by tree2 (2012-08-17 11:50) 

さゆり

はいはい、ナスとキュウリで作りましたね。煙でお迎えして、また煙で送りました。懐かしいなあ。
by さゆり (2012-08-22 16:06) 

tree2

集合住宅では迎え火も送り火も焚きようがありません。
野菜で作る動物は、子供心に楽しい造形でした。
我が家では、東京に引っ越すまでは作っていましたが…古い話です。
今も、作っているお宅があるのかしらん。
by tree2 (2012-08-23 00:53) 

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